うるるんロギー

【あらすじ】
1560年・戦国時代、落ち武者狩りをして1人で生きていた少年・旭は、
どんな僅かな音でも聞き当てる“耳疾し”の能力を持っていた。
旭は、幼少期に最強の軍神・長尾景虎（上杉謙信）に言われた「存分に強くなれ」
という言葉を胸に、景虎の忍び「軒猿」となる決意をし…！！　
戦国乱世を生きた、誇り高き忍び衆――ここに「軒猿」旭の第一歩が刻まれた！


表紙の可愛い“女の子”に惹かれて購入。
で、読み始めて早々、自分の目の節穴さ加減に…（笑）

しかしこの漫画、想像以上に面白かった。
間者への拷問、女・子供の殺害など容赦なしな描写が多いものの、
主人公・旭の青さ（純粋さ）がそれとバランスを取ろうとするので、
実に読みごたえがあった。又、話のテンポも良い。

忍びといえば、甲賀や伊賀や風魔一族、後は真田十勇士の佐助や才蔵なんかが
漫画やゲームなどでよく扱われてるけど、軒猿を扱った作品となるとこれと、
ラノベの「神洲天魔鏡」ぐらいしか思い浮かばない（神洲～にしても扱いは薄いが）

それから奇天烈な術や技をさほど見せないというのも珍しい。
異能と言えたのは旭の耳疾し、敵役・山本勘助の怪力くらいだし。

まぁ、この1、2巻は忍び同士の戦闘よりもその厳しい掟や生き様を新米の旭日に
知らしめることを主にしてるというのもあるためかな。

主人公以外で気になったキャラクターは紅一点の橘。
彼女は旭と同じく軒猿であり先輩格なわけだけど、お姉さんキャラ好きの
自分としては、２人の絡みに心くすぐられる感じ。甘々しさはないけどね。

シリアス多めなので、この先ほのぼの話も挟まらないかなー。


軒猿 1 (ヤングジャンプコミックス)



軒猿 2 (ヤングジャンプコミックス)

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